このページではストックホルムの博物館・美術館(すべて自分でいったところ)を紹介しています。ストックホルムは近郊も含めると50を超える博物館・美術館があり、飽きることはありません。情報は2006年9月〜2007年6月にかけてのものです。さすがに全部はいってませんが、地球の歩き方などに出てくるようなところはほぼ網羅しています。Museums in Stockholmという地図つきのガイドが現地で手に入るのでそれを観光案内所でもらってくることをお勧めします。その他http://www.stockholmmuseum.com/とかhttp://www.stockholmtown.com/templates/CategoryList____2920.aspxが一覧を探すのに便利です。評価は★で5段階です。
<Moderna Museet(現代美術館)>
評価:★★★★★
URL:http://www.modernamuseet.se/
行き方:Kungstragarden駅から徒歩。島の真中らへん。
感想:最寄の駅はKungstradgardenで、ここは駅を降りた瞬間にもうアートな感じになっていて、オブジェがならんでます。。フランスにいったことある人はLouvreみたいといえばわかるでしょうか?
ここからずんずん橋をわたってSkepsholmen島にいくと美術館につきます。ピカソ、マチス、ブラック、レジェ、デュシャン、エルンスト、キリコ、ダリ、マルグリット、クライン、ウォーホル、フランシス、モンドリアン、バスキアなどなどひととおり現代美術の作品を見ることができます。オーディオガイドも貸し出してくれます。お土産やさんもなかなかです。1Fが常設展示+メインの企画展示で地下でサブの企画展示をやっています。自分がいったときは、African
Remix展(日本の森美術館にも来た)とRobert Rauschenberg展をやっていました。
<Arkitetur Museet(建築博物館)>
評価:★
URL: http://www.arkitekturmuseet.se/
行き方:Kungstragarden駅から徒歩。島の真中らへん。現代美術館に併設。
感想:ここは現代美術館の隣でよっぽど建築好きじゃないと展示がしょぼくてつまらないと思います。建築の模型とか。現代美術館に来たついでに見てください。
<Ostasiatiska Museet(東洋アジア博物館)>
評価:★★
URL: http://www.ostasiatiska.se
行き方:Kungstragarden駅から徒歩。島の手前のほう左。
感想:東アジアでも中国の展示を中心に昔の土器や仏像なんかが展示されています。ちょっと展示数は少なくてしょぼいです。もともとはスウェーデンの考古学者の発見した個人所有物がはじまりみたいだからしょうがないと思いますが。メインは企画展示で写真や工芸の展示が多いです。自分がいったときは企画展として、中国の凧展、ブータンの写真展、アジアの子供たちの写真展なんかをやっていました。1Fのお店では日本の着物やお茶などが売ってます。
2008年6月追加情報:2Fの工事していた中国コーナーが完成して非常に充実しました。奥には古文書も展示されています。さらに1Fにはアジア料理のカフェもでき、わりと安い値段でにぎわっていました。
<National Museum(国立博物館) >
評価:★★★★★
URL: http://www.nationalmuseum.se/
行き方:Kungstragarden駅から徒歩。シェップスホルメン島手前。
感想:2Fが工芸品+企画展示で3Fが絵画と彫刻になっています。工芸品も昔のものと現代のものがあって、特に現代のものはスウェーデンのインテリア・デザインに興味がある人は必見だと思います。3Fも結構広くて疲れてしまうのですが、目玉は3Fのレンブラント特に「The
Conspiracy of the Batavians under Claudius Civilis」みたいです。http://www.nationalmuseum.se/NMTemplates/NMSingle____2644.aspx
自分がいったときは企画展としてStig Lindberg(デザイン)とA Mirror of
Nature(絵画)をやっていました。
ちなみに、いかなかったけど、ここのカフェAtriumはガイドブックによるとかなりお勧めらしいです。 http://www.restaurangatrium.se/index_english.php
<Skansen(スカンセン)>
評価:★★★★★
URL:http://www.skansen.se/
行き方:T−Centralのオーレンスデパート前バス停から47番。
感想:スカンセンは日本でいうと明治村とか国分寺にあるたてもの園に動物園をたしたみたいな感じでしょうか。いわゆる野外博物館で、家におじゃますると昔の格好をした人が、職人芸を披露しています。たとえばガラス細工、木工、陶器、パン屋、金物屋なんかがあります。自分はイベント毎に4回いきました。動物園では熊、狼、フクロウ、トナカイなんかが見れます。入ってすぐ左のレストランには、マッチとタバコ博物館がありますし、右に行くと有料ですが動物+水族館もありますが、全部見ると多分時間がなくなるので上級者(リピーター)向けです。
・クリスマス:クリスマス市が目玉です。たとえばグロッグっていう暖かいワインなんかが飲めます。教会でのクリスマスコンサートも忘れずに。職人関係では、クリスマスのかざりつけを作ってる小屋なんかがありました。冬はすぐに真っ暗になってしまうので見たいポイントを決めて重点的に回りましょう。自分がいったときはルシア祭前のイベントをやっていて、ミスルシアのお披露目でした。
・イースター:あんましなんにもやってませんでした。イースターのお菓子が買えるぐらい。
・建国記念日:王様&ロイヤルファミリーが夕方のコンサートで見れます。すごい人です。町から建国記念日のパレードも行進してきます。
・ミッドサマーイブ:おそらく一年で一番スカンセンに人が集まる日です。多少天気が悪くても気合をいれてみんなピクニックしてます。午後からメイポールがたって民族ダンスが始まります。
<Biologiska Museet(生物博物館)>
評価:★
URL:http://www.biologiskamuseet.com/
行き方:T−Centralのオーレンスデパート前バス停から47番。ヴァーサ博物館とスカンセンの間。
感想:三角屋根が目印。これだけのためにいくとがっかりします。スウェーデンの動物たちのジオラマが見れるので、スカンセンに行く前に立ち寄って予習していくのが正しい見方だと思います。
<Vasa Museet(ヴァーサ博物館)>
評価:★★★★★
URL:
http://www.vasamuseet.se/Vasamuseet/Om.aspx
行き方:T−Centralのオーレンスデパート前バス停から47番。ヴァーサ博物館駅下車。
感想:多分ここはストックホルムでもっとも有名で必ず訪れる博物館です。何があるかというと300年前に沈没した船がまるごとおいてあります。一時間に1回ぐらい引き上げの解説映画がやっているのと、おくの右の方でなんでこの船が沈んだかというマルチメディア解説をやっているので見るといいと思います。
どうやらバラストが十分積めないという構造欠陥の上に上の方にたくさん大砲をつんで、不安定なことがわかっていたのですが、王様が出航を急がせたために、出航したとたんに沈んでしまったようです。
丸ごと系博物館としては東ベルリンのペルガモン博物館と並ぶ要チェックだと思います。ヴァーサ号の小さな模型が置いてありました。
<Historiska Museet(歴史博物館)>
評価:★★★★★
URL:http://
行き方:Karlplanから10分ぐらいユールゴルデン島の方に歩く。
感想:期待通りバイキング部屋はありますし、それ以外にも先史時代部屋と、2階には中世の部屋、地下には黄金部屋がありました。中世の部屋はなんか教会の内装をはがしてきたみたいでいまいちでしたが、それ以外の部屋は期待以上の面白さです。
バイキング部屋のルーン文字が書いてあるPicture
Stoneと黄金部屋の金銀財宝がとくにお勧めです。あと先史時代の部屋は8つの物語構成になっています。スウェーデンの博物館は単なる展示ではなく、エンターテイメント性が加わっているのがいいです。Audio
Guideが借りれます。
<City
Hall(市庁舎)>
評価:★★★★★
行き方:T-Cnetralから歩き。西に10分ぐらい。Kungshomenにあります。
URL:http://www.stockholm.se/Extern/Templates/Page.aspx?id=115225
感想:英語ガイドで決められた時間のみ入ります。青の間(レンガで赤いけど)と黄金の間はストックホルムにきたら必見だと思います。
塔にのぼると景色も一望できます(ただし自分がいったときは工事してました)。市庁舎ではノーベル賞の晩餐の他、結婚式もひらかれるみたいです。ただすごい人気のため3分ぐらいしかいれないみたいですが。あと平和賞だけオスロでやるってのもガイドさんからはじめてききました。昔はスウェーデンはノルウェーを征服していたので、オスロもスウェーデンだったんですね。
<Mintcabinettet(王立貨幣館)>
評価:★★★
行き方:王宮裏。フィンランド教会のそば。
URL:http://
感想:1Fがコインの歴史で、2Fが経済とか財宝、3Fが子供向けの部屋とメダルがあります。世界最大のコインとかも展示されてました。あと旬なところではノーベル賞のメダルも見れます。
英語の解説があるのは1Fだけで、一通り見てわからなかったので、Audio
Guideを借りて再度ガイドのあるところだけ見ました。お金好きでなければ、スウェーデン語がわからないとちょっとつらいかもしれません。
<Stockholms Stadsmuseum(ストックホルム市立博物館)>
評価:★★
行き方:Slussen駅すぐ。
URL:http://
感想:1Fがストックホルムの歴史ですがここは2Fの特別展がメインです。自分がいったときは「Döden Dö」とかいう死を特集した奇妙な展示でした。
子供のミイラとか、棺おけとか、こっくりさんが体験できるテーブルとか、子供用にお墓のおままごとコーナーまでありました。ほとんどスウェーデン語でわからなかったけど、思いのほかにぎわっていて、企画展の内容にもよると思いますが地元っこには人気がある博物館かも。
<Skogskyrkogarden(森の火葬場)>
評価:★★★★★
行き方:Skogskyrkogarden駅すぐ。
URL:http://whc.unesco.org/en/list/558
感想:世界遺産に登録されているお墓です。とにかく巨大な墓地で、日本でいうと青山霊園みたいな感じでしょうか。入り口をはいっていくと正面に巨大な十字架が見え、左側が礼拝堂になっています。ここはスウェーデンの建築家のアスプルンドが設計していて、建築と松林とお墓が見事に調和しています。http://
自分がいったのはオフシーズンでInformationとかはやってなかったけのですが、天気もよかったし、よいお散歩になりました。
<Naturhistoriska
Riksmuseet(自然科学博物館)>
評価:★★★★★
行き方:Universitetet駅から歩いて5分。
URL:http://www.nrm.se/
感想:上野の科学博物館みたいで、人体、動物、天気などなどがテーマになっています。
ここの目玉はやっぱりCosmonovaっていうIMAXシアターです。英語のナレーションを聞けるイアホンを10SEKぐらいで買えます。自分は火星にロボットをうちあげる話を見ました。
自分がいったときは企画展で脳展とリンネ50周年の博物展がやってました。
人体の不思議。
スウェーデンの自然動物たち
ここはほんとにみどころ満点で地球の遊び方にとりあげられてないのが不思議なくらいです。
<Milles
Garden(ミレス・ゴーデン)>
評価:★★★★
行き方:赤線終点のロプステンからバスで一駅いって、そこから10分ぐらい徒歩。
URL:http://www.millesgarden.se/main.aspx?pageID=28
感想:カール・ミレスという彫刻家の庭で、かずかずの彫刻が屋内と屋外にかざってあります。特に巨大な魚を持った人が印象的です。彫刻の森美術館みたいな感じでしょうか。
庭からみる景色も良くて夏にいくのには非常に気持ちのいい場所です。ちなみにヒョートリゲットのコンサート・ホール隣の彫刻もカール・ミレスの作品です。
<Haga Park(ハガ公園)>
評価:★★★★
行き方:バス70番。Haga Norra下車。
URL1:http://www.gardenvisit.com/garden/haga_royal_park_stockholm
URL2:http://www.sfv.se/cms/sfv/vara_fastigheter/sverige/ab_stockholms_lan/museer/haga_parkmuseum.html
感想:ハイキングのメッカ。夏はここにきてねっころがって本を読んでるだけで最高です。
ハガ公園博物館っていう無料のしょぼくて小さい展示といけなかったけど蝶の温室もあります。
2008年6月追加情報!
<Vin&Spirit Historiska
Museet(ワインとお酒の歴史博物館)>
評価:★★★
行き方:T-Centralen駅前の地上バス停から65番で終点。
URL:http://www.vinosprithistoriska.se/
感想:意外と穴場で面白いです。英語のオーディオガイドを貸してくれます。さまざまな酒造のための機械があります。マルチメディアでスウェーデンのお酒の歴史も見れます。あとはお酒の香料がかげる匂いパイプオルガンがあります。
<Drottningholms Slott(ドロットニングホルム宮殿)>
評価:★★★★★
行き方:市庁舎の前の停留所から船で1時間。
URL:http://www.royalcourt.se/dekungligaslotten/drottningholmsslott.4.19ae4931022afdcff3800012985.html
感想:世界遺産。北欧のベルサイユといわれる美しいお城で、ストックホルム近郊の遠足としては必見の場所です。英語のガイドツアーがあるのでそれをきくのがベストです。奥のほうには中国の城。手前のほうにはドロットニングホルム宮廷劇場もあるので忘れずにおとづれましょう。広く手入れのいい公園を散歩するのが気持ちいいです。中国の城そばにカフェがあって焼きたてワッフルが食べられます。
<Sigtuna(シグトゥーナ)>
評価:★★★★
行き方:郊外電車で終点のMarsta駅へ。そこからさらに570か575番のバスで20分。計1時間ちょっとぐらい。
URL:http://
感想:古い町並みがのこる小さな町です。
自分がいったときはあいにくの天気でしたがメラーレン湖沿いの道は気持ちよく、カフェでコーヒーとブッレ(菓子パン)を湖をみながらたべてました。
小さなバイキング博物館とスウェーデンで一番古い教会、教会の廃墟、いたるところにあるルーン文字の碑、スウェーデン一小さな市役所などが見所です。
<Vaxholm(ヴァックスホルム)>
評価:★★★
行き方:グランドホテル前の停留場から船で1時間ちょっと。チケットは船の中で買えます。
URL:http://ww2.vaxholm.se/turism/eng/index.asp
感想:町自体はたいしてなにもない港町なのですが、アーキペラゴの一部ということで船から見る景色が楽しめます。天気のいいストックホルムはなにもしないでアイスを食べながらぶらぶら散歩をするのが一番かと思います。
Midsommarのためお休みでしたが船で要塞博物館にもいけるようです。あとレストランのシーフードも定評があります。ちょっとあるくとプライベートビーチっぽいところもあります。
<Uppsala (ウプサラ)>
評価:★★★★
行き方:電車で北にT-Centralenより1時間ぐらい。
URL:http://www.uppland.nu/eng/DynPage.aspx?id=10983
感想:夏に行くのがいいと思います。ウプサラ城ではガイドツアーをやっています。あとはリンネ博物館でリンネの庭と生家が見れます。そのほかはウプサラ大学とか、大聖堂とか。博物館は時間がなくていけませんでした。あとガムラ・ウプサラもここからいけますが、いってません。たっぷり1日遊べると思います。