あさのそら −ちび椎那のつぶやき3−


  朝 いつもの時間に家を出ます

  今日もちひろさんのお勤めの お供です


  お家から会社までは 結構離れているので

  電車とバスを使って 通勤です


  でも わたしはちひろさんの胸ポケットの中

  運んでもらうのが ちょっとだけ申し訳ないです



  会社の最寄りのバス停の 一つ前でバスを降ります

  気分転換に会社まで ちょっとだけ歩きます


  健康のため とかおっしゃってますけど

  実はちひろさん バスが苦手で気分転換をしたいんです


  いつものようにバスを降りて 歩きます

  いつもの風景が 広がります



  わたしは胸ポケットから顔だけ出して 外の景色を眺めています

  秋にしては暑い日が続きましたが ようやく秋らしい空になりました


  碧くどこまでも高い秋の空に 秋の雲

  建物の向こうの空にうろこ雲 あっちの空にはすじ雲がかかっています


  髪をなびかす風が ちょっと肌寒いようなそんな感じ

  ちひろさんはこの風を どう感じているんでしょか?



  ほんの数分で会社の門の前 今日もお仕事が始まります

  ちひろさんが 頭を人差し指でなでてくれました


  はい 今日もお手伝い がんばりますね


fin991029
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ちびしいのつぶやき3です。
今日は朝の風景。
冬並みに寒かったり、夏日になったり
今年の秋は秋らしくなかったですが、ようやく秋らしい空を見ることが
できました。そんな朝のお話です。
ほとんど日記状態ですね(苦笑)
気まぐれ不定期更新と言うことで(いきなり書かなくなるかもしれないし)
それでは。

20000320 奈落より再録






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