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主な研究開発成果(2000年〜)


大崎駅西口開発計画BEMSプロジェクト(2007)
BEMSプロジェクト 本プロジェクトは大崎駅西口のThink Park Towerビルの建設
に伴う設備工事を円滑に進捗させるための新たな調整機能を
持った組織として提案された。従来の設備工事は、キーとな
る設備業者を中心に各専門業者との共同作業で進められてき
たが、設備工事の大規模化や情報通信などの新たな技術が加
わって、従来とは異なる問題が多く生ずる状況にあった。そ
こで、建築、設備、情報通信などの技術を総合的に理解でき
る第三者機関あるいは組織が必要となってきており、そこで
コンピュータを用いた建築設備の自動制御システムの開発や
新エネルギーに関するプロジェクトなどを手がけた実績がり
また、学協会などの委員会や外部のプロジェクトなどにも参
加し、そうした運営管理にも多くのノウハウを持っていたシ
ステムスタジオが参加することとなった。

被災リスク情報の活用手法に関する調査プロジェクト(2006)
Riskプロジェクト 最近の地震等の自然災害による建築物への被災リスクについ
ては各方面で取り上げられ、現状の建築物の評価などに活用
されている。しかし、想定される被害やそれによって被るリ
スクを正確に把握することは難しく、また、そのリスクをど
のように建築物の保有者や利用者が負うのかなど多くの検討
されるべき課題があった。こうした背景を基に建築物の安心
の定量的評価のための技術基盤の研究などが行われ、地震作
用の予測手法等を中心に被災リスクの情報化やその適用性の
検討が進められてきた。本プロジェクトは現状の自然災害に
よる被災リスク情報の調査分析を通して、今後の被災リスク
情報の評価システム構築ための活用手法などをまとめた。

PCB新基本情報システムの開発(2005)
PCB新基本情報システムの開発 環境省は有害物質であるPCBを今後数年に亘って処理する
計画を推進するが、現状、企業が抱えているPCBの量を正
確に把握する必要がある。本プロジェクトは企業が現在保有
している量を把握するためのデータベースを開発し、PCB
処理の計画および実施に役立てるシステムである。システム
は様々な検索条件を用いて瞬時に、条件にかなったデータを
表示し計画策定に寄与することができる。

(1)事業場基本情報検索
(2)事業場基本情報更新
(3)事業場基本情報入力
(4)廃棄物基本情報検索
(5)廃棄物基本情報更新
(6)廃棄物基本情報入力

分散型電源最適計画システムの開発(2005)
分散型電源最適計画システムの開発 分散型電源最適計画システムは、建物の電力負荷、熱負荷あ
るいは使用可能な分散型電源などの設計条件を与え、総コス
ト最小、消費エネルギー最小、CO2排出量最小の各目標に
対して最適な機器の選択と運転状況を自動的に計算する。建
物のライフサイクルコストの削減や環境問題に対応するため
の対策が強く求められている今日、こうした課題にリアルタ
イムに応え、最適計画の策定に貢献することができる。

(1)最適化計算実行
(2)計算結果の表示
(3)データベース更新
(4)計算条件の確認

企業用ホームページのスタイル設計(2005)
企業用ホームページのスタイル設計 最近の企業用のホームページは、ページ内に情報が氾濫し、
利用者は、どの項目やボタンをクリックすれば必要とする情
報にたどり着けるか理解できなく、使いにくいという苦情が
増加している。利用者が使い易いとは、どういうことなのか
という点を十分に分析し、その結果を踏まえてスタイル設計
を行い、それらを具体化した。

日本深層水協会ホームページの作成(2005)
日本深層水協会ホームページの作成 ホームページは、フレームを使い通常のメニューと最新のト
ピック情報を区分し、しかも、こうした情報の更新が容易に
できるよう工夫がこらされている。また、少ないイメージ情
情でレスポンスの高速化を実現した。

和歌山県清水町地域新エネルギービジョン策定プロジェクト(2004)
新エネルギービジョン 21世紀をきりひらく心あたたまるまちづくりには、福祉の心
に満ちた活発な交流活動、健康づくり体制などが不可欠であ
り、本格的な高齢化社会を迎え、この町で暮らす高齢者の一
人一人が、生きがいをもって安心して暮らせる老後の福祉環
境を整えることを目標に、自然に満ち溢れた町に新たなエネ
ルギーを取り出すための施策を検討するためのプロジェクト
が立ち上がった。地域新エネルギーとは地域に眠っている太
陽エネルギー、風力エネルギー、小水力エネルギー、温度差
エネルギー、バイオマスエネルギー、廃棄物エネルギーなど
の自然エネルギーことで、これらをいかに利用するかという
目的にそって、地域住民の意識意向調査、エネルギーの需要
量調査、利用可能なエネルギー量調査を行い、それらの調査
結果を基に、清水町エコスクール構想、バイオエネルギー利
用構想、エコモニュメント構想、海水熱源ヒートポンプシス
テム構想、エコパーク構想などを事業プランの経済性等を検
討した上で利用可能な国等の助成制度と共に示した。

コンクリート再生事業評価システムの開発(2004)
コンクリート再生事業評価システムの開発 コンクリート再生材高度利用の一環として研究会からの依頼
を受け、処理方式などの様々な条件下で事業性の評価をシミ
ュレーションするシステムである。事業性の評価は売上と費
用の経年変化を追跡し、長期に亘る評価を行う。複数の事例
を対比してグラフ表示することができる。

(1)システム概要参照
(2)再生事業収支計算
(3)再生事業評価計算
(4)固定データの更新

分散化電源最適化計画プロトタイプ開発プロジェクト(2003)
分散化電源最適化 分散型電源とは既存系統を含むガスエンジン、ガスタービン
蒸気タービン、燃料電池、太陽電池(太陽光)などを指し、発
電系、熱源型、蓄電熱系などに分けられる。プロジェクトは
こうした電源をLCCコスト最小、エネルギー消費量最小、CO2
排出量最小の3種類の目標に従って最適化するシステムのプ
ロトタイプを開発することである。様々な条件の基でエネル
ギー供給のための最適な組み合わせ構成案を計算し、初期費
用、設備機器運用費、人件費、減価償却などのライフサイク
ルコストと共に示すことができる。

ゲート・コントロール・システムの開発(2003)
ゲート・コントロール・システムの開発 本システムは、施設のセキュリティ確保と入退出者の把握を
目的に、カードによるゲート通過情報を基に施設内の滞在者
数、入退出者の入退時刻の管理を自動的に行う。収集された
これらの情報は、いつでもリアルタイムに集計・保存され、
最新の状況を常に参照することができる。

(1)入退出ログデータ検索
(2)ブラックリスト管理
(3)セキュリティリスト管理
(4)RWデバイス管理

法務研究財団適性試験合格判定システムの開発(2003)
法務研究財団適性試験合格判定システムの開発 法科大学院の開校に伴い、法務研究財団適性試験における受
験者の志望校の合格判定をインターネットを利用して簡便に
行うシステムである。受験者は、適性試験の自己採点結果を
本システムから入力することによって志望校の合格判定を知
ることができる。

清水建設技術研究所・REASONプロジェクト(2002)
REASONプロジェクト(2002) プロジェクトはビジネスシーンの中でR&Dの分野に着目し
R&Dの実行をサポートする知識ネットワークシステムの在
り方を探求してコンセプトモデルの提案を目指した。研究開
発チームが新たなプロジェクトに取組み実行するプロセスの
中で、各段階で必要な知識を収集し、新たな知識を生み出し
ていく作業を支援するシステムを開発する。収集される知識
は様々な分野、組織、個人に及び、プロジェクト推進のサポ
ートする知識を提供し、研究開発チームのコラボレーション
を支援する機能も含んでいる。必要な情報・知識を協調しな
がら共有・獲得できるプロジェクト推進の方策についてのモ
デル提案を行った。

通産省IMS・HARMONYプロジェクト(2002)
HARMONY 本研究プロジェクトでは複雑な高付加価値商品を生産する高
度技術集約型企業群の競争力を強化するために不可欠な人的
・物的・経済的資源および技術的・知的資源のネットワーク
化を実現し、質・量共に広範囲な資源調達およびリサイクル
の流動性を高める「ネットワーク型エンジニアリング・フェ
デレーション」の構築を目指しており、このネットワーク化
された生産基盤の確立を可能にするために必要な要素技術や
システム技術を確立することが目的である。ネットワーク技
術の長足の進歩および今後予想されるビジネス機構の変化を
先取りし、それに適合した生産システムの枠組みを整えるこ
とは、企業規模の大小を問わず製造企業存続にとって戦略的
重要性を持つ。特にIT革命が起こるとされる今日、大企業
の規模による「変化への抵抗」とその重装備は危機的状況をも
たらす可能性を孕んでいる。この状況を柔軟に捉えることの
できる一部大企業では、すでに会社内会社の仕組みを導入し
製造プロダクトごとに比較的小規模な社内ライン企業を構成
しそれぞれが事業的自立性をもち人事、製品開発等の共有部
分を維持しながら、ネットワーク化されたゆるやかなビジネ
ス・フェデレーションを試みている。しかし現状は、適用範
囲も限られ試行錯誤を超えず、予想される問題点を充分把握
しているとは言い難い。たとえば迅速かつ省力化された製造
プロセス設計、自由度の高い再構成可能な製造システム、ヒ
ューマンマシンインターフェース技術等々の製造過程固有の
課題も、より上位に位置付けられる企業あるいは企業間のビ
ジネスモデルから再考し、課題抽出と再解釈を試みなければ
ならないものと考えられる。また、従来の企業内情報通信ネ
ットワークに留まらず、エンジニアリング生産機能および生
産資源の統合を行い、より上位の観点からビジネスモデルを
革新することにより、企業間さらには多様な業種を越えて技
術の活用や共同作業が円滑化され、製造業の知的生産性を向
上を図る。さらに、多様なニーズ、課題を刻々と創出するよ
うなマーケット変動にさらされる中小企業やベンチャー企業
そして大企業の知的資源をネットワーク化することにより、
適正な市場競争の維持と共に、知的資源の相互調達、相互啓
発を活性化するようなイノベーションを促進する。さらに、
知識労働の生産性の向上を図ることに加え、知的生産技能の
維持向上、知識労働者の労働条件の改善などを促進するサポ
ートシステムを組み込むことにより長期にわたり持続発展可
能な知的生産システムを確立する。

通産省IMS・IF7プロジェクト(2001)
IF7 プロジェクトは革新的・知的フィールドファクトリーの研究
と題して情報と部品を一体化した製造システムの研究開発を
目的に進められた。研究は中規模集合住宅を対象に、多数の
部材、作業者が錯綜した生産である建築現場に対してフレキ
シブルでかつ機械化され、情報技術を導入した知的で革新的
な建築システムの構築を目指した。システムはハンドリング
機械で資材を施工現場に運び、高所で人が組み立てるという
3K現場に情報技術を持ち込み改善改革を行う。第一ステップ
では大型構造物の組立工法に関する研究、大型構造物の機械
化システムの研究、大型構造物の建築施工現場への自律型エ
ージェント適用に関する研究であった。第二ステップはこれ
らのシステム設計、機器システムの開発、建築アプリケーシ
ョン、プロトコルテストの4つに分けてシステム構築に取り
組んだ。

建築ポータルサイトArchiPortの開発(2001)
建築ポータルサイトArchiPortの開発 本システムは、建築という専門分野に特化したポータルサイ
トであり、利用者のニーズ分析に基づいた本格的なワンスト
ップサービスを実現している。現在、利用可能なシステムは
以下の6システムであり、これらは必要な情報を簡単な操作
で検索し、すばやく入手することができる。

(1)カタログ情報検索システム
(2)イベント情報検索システム
(3)技術報告情報検索システム
(4)人材情報検索システム
(5)建築作品情報検索システム
(6)建築関連法規検索システム
(7)建築雑誌情報検索システム

ASP(Application Service Provider)事業化プロジェクト(2000)
ASP ASP事業はインターネットのインフラを利用したフィービ
ジネスで Webテクノロジーによって支えらているという特徴
があり、以下の3つのビジネスモデルがある。これらの設計
上の課題としてはプロジェクト参加メンバーの必要としてい
る共通の情報ニーズの把握、情報リテラシーを要求しない使
い易いシステム設計、ネットワークシステム設計技術および
構築技術、ニュートラルな運営形態の確立、低価格な使用料
の実現および新しいサービスの提供などが上げられている。
・ポータルサイト(総合):ゼネラルデータベース
・エキスパートサイト(専門):エキスパートデータベース
・メンバーズサイト(個別):プロジェクトデータベース

建築CALS関連システム(2000)
建築CALS関連システム 本システムは、建設省および建築業協会の共同プロジェクト
であるCALS総合プロジェクトにおいて検討されたジェネ
ラル・データベース・システムであり、これらは、利用者の
ニーズ調査に基づいて開発されたものである。

(1)仕様書情報GDBシステム
(2)カタログ情報GDBシステム
(3)敷地周辺図面情報GDBシステム
(4)申請届出情報GDBシステム

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