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5.始動
組立て後、針が全て12時で重なっていること確認し、電池を入れます。
この状態で針が動く気配はありますが進みません。 そこで、ムーブメント
の裏のテープを剥がし、差し込んであるピンを抜きます。 秒針が動き出し
暫くすると、電波をキャッチして秒針がぐるぐる回り正しい時間に自動的に
セットしてくれます。 これで完成です。 

注意: ピンを組立て前に抜くと、各針の軸と電波との同期がずれて、後で
合わせるのが大変になります。 必ず最終段階で抜くようにしてください

4.組立て
ムーブメントに組み立て方など説明書が付属していますが、時計の裏から
ムーブメントを差込、文字盤がわで取り付けネジを締め付けます。 
次に針を時針、分針、秒針の順に取り付けますが、何れもきっちり12時に
重ねることが重要です。 普通のムーブメントは時針、分針をどこで取り
付けても余り問題ありませんが、電波時計は必ず12時で重ねて取り
付けます。 壁に取り付けるフックの位置も考慮して、ムーブメントを
文字盤に固定してください。

3.ボックス(穴)の拡張
木工で彫り込みを行う方法の基本は鑿(のみ)を使う事ですが、
左の写真はトリマーという電動工具で、先端に高速で回転するビット(刃)が
ついており、溝とか、大きな彫り込みを行うことができます。 
鑿で20分かかるとすればトリマーだと1−2分で出来ます。

2.ムーブメントの形状
左の写真のように普通のムーブメントに比べ、電波時計のものは上の長方形の
部分だけ大きくなります。 従って、時計によっては従来のムーブメントの取付用
のボックスでは小さく、穴を広げる必要があります。 左の例は穴を広げて取り
付けたものです。 

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             電波時計を作る

  電波時計も最近では数千円から売っており適当なものを買えば済むことですが、 ここでは時計の枠等に
愛着のある既存の時計(電池式)を電波時計に改造することについて説明します。 電波時計といっても電波で
動くわけではなく、普通の電池ムーブメントと同じように動きます。 ただ違うのは、福島及び佐賀の2箇所から
送信されている標準時間電波を受信して、日本国中どこでも正しい時間に自動修正しながら動くものです。
 
1. ムーブメントの入手
  電波時計のムーブメントも最近はホームセンター系の店頭で取扱っており、 普通のムーブメントよりは
高価ですが、それでも2千円程度で針もセットになって売っています。