多目的小型椅子の製作
−カントリーチェアを作るー
幼稚園に通い始めた孫の椅子の製作を思い立ったが、子供が成長すれば無用の長物となる運命 を避けるため花台としても使える様にした。 又大人が腰掛けても大丈夫な強度にしたが、子供が 踏台として持ち運び出来る様に軽くする事も心懸けた。 椅子の作り方には色々な方法があると思うが、遠い昔に御世話になった田舎の小学校の椅子を イメージして設計して見た。(20100830) |
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各パーツ加工 左は各部材料を切り出し、切込及び鑿(ノミ)による ほぞ加工した状態を示す。 後脚、前脚及び上部背板には30x40ミリ材を使い 座面支板は19ミリ厚45ミリ巾材使用。 座面及び 下部背板は10ミリ厚の檜板を使う。 後脚570ミリ長、前脚285ミリ長、座面支板240ミリ長 で両端15ミリ宛切込を入れ、ホゾ穴に入れる様に する。 背板上部は25ミリ長で両端15ミり宛ホゾ穴 切込を入れる。 補強兼棚板支は19x20x220ミリ長で両端5ミリ宛 ホゾに入る。 |
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組立 左側写真は椅子の骨格組立をした状態でほぞ穴 に差込、木工ボンドで固定する。 力の加わる所は 全てホゾ木組なのでボンドだけで十分だが不安が あればコースレッドを各一本打つのも良いと思う。 右側写真は座面板(300ミリ長)を化粧釘で止め、 棚板も付けた状態である。 棚板は軽い材料を撰 びスノコ用の桐板を利用した。 全体のサイズは、高さ570mm、巾300mm、奥行 280mm、座面高さ295mm、となる。 尚脚にはゴム クッションを履かせている。 |
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完成 左写真は室内の花台として使って見た。 将来 はこの用途か? 棚板を除き全体に透明ニスを 塗って仕上た。 右写真は当座の用途で孫のプレイ用、背には幼稚 園キットのバックパック、帽子等掛けている。 又下の棚は草履用となっている。 |