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直近にいただいたご挨拶を掲示しております。


■師走のご挨拶(2020年) 

良子夫人ご挨拶

コロナ禍の今日皆様いかがお過ごしでしょうか?

 かつて書斎に山と積まれていた法律関係の本は、姫路の大学へ寄贈しましたが、そうでない本はいつか読むときがあるでしょうから・・・と、最上棚にある文庫本と共に残しました。
 60歳を過ぎたころから老眼の上、乱視で本を読むと疲れますし持続しません。3年前白内障の手術を左目だけしましたので、本から遠ざかっていたのです。
コロナ禍でステイホーム。本棚に目をやると色々な本が、やっと目に入ってきたのです。

小学館発行の日本古典文学全集などハードカバーは約50冊ほど、その中に使いこまれた革張りの旧約聖書がありました。付箋がひらひら付いています。両手でそろりとその付箋一枚一枚を読んでみました。
「不正の計り」「裁判」「海の貿易」「裏切者」「雇人の年期契約」「言葉の欺き」「裁判官のまいない」「雇っても何も与えない」「不審なものの栄え」「真実な裁きと正しい人」「不正な桝」「偽り」「教会に対する訴訟」
で、聖書には至る所に黄色いマーカーがついていて、全部読んだことがわかります。

外国と日本の原点を知る上で、若い頃に古典を勉強したことが知れ、2000年前の人々がしていたことと現代の人々がしている事にあまり違いないことに驚きました。

道田良子

2020年7月18日 33回忌法要 宝幢寺にて



東京道田会・角台会長ご挨拶

道田会・会員の皆様へ

今年はCOVID-19の感染拡大で、人類史上最悪の年ともいわれ、世界中本当に大変な1
年間でした。幸い、2021年にはワクチン接種で、感染終息の明かりが見えてきて、ホッとしているところですね。

道田会会員の皆様にとっても、いろいろ大変な1年であったことと想像いたしており
ます。

私事で恐縮ですが、私も3月頃から心臓の調子が悪く、9月に心臓バイパス手術を受け
ました。術後の経過は、おかげさまで順調で、体調もかなり回復してきました。来年からは、好きなゴルフも再開できそうで、喜んでおります。

ところで道田会も、今年は先生の33回忌を兼ねた東西合同総会を中止せざるをえなく
なり、柊家さんには、多大なご迷惑をおかけした訳ですが、来年の総会は、是非とも開催して、元気な皆様にお会いしたいと願っております。

人生70年を超えますと、年齢差というものをあまり感じなくなってまいります。
道田会会員の実年齢差は、20歳以上ありますが、私にとって、いまでは皆同じ仲間と
いう意識です。

人生の楽しみは、「気の置けない仲間を多くつくること」という人もいます。
道田先生とのご縁を絆に結ばれた我々道田会会員は、先輩・後輩とは関係ない「気の
置けない仲間」として、それぞれの人生を大切に、これからも時々の再会と先生へのご報告を楽しみに、来年からまた元気に集まりましょう。

東京道田会・会長  角台 利和


京都道田会・高山会長ご挨拶

道田ゼミ会の皆様へ 〜新型コロナ感染症との長期戦を耐え抜こう!〜

皆様いかがお過ごしですか?運悪く病床にある方には、一日も早いご回復を祈り、エールを贈ります。私にとって、年初から続く武漢ウィルス・パンデミックは百年前のスペイン風邪を鮮やかに想起させるものです。スペイン風邪に因り、1920年に父方祖父母の命が相次いで奪われ、父を含めて学童4人が遺されたからです。遺児4人は幸い親族・縁者の庇護・慈愛のもとに成長し、全員が子孫・長寿を得て人生を全うしました。口に出さない父でしたが、4人別々に他郷に引き取られて、寂しい少年時代だったろうと推察されるのです。祖父は当時の国策事業(煙草)で鹿児島専売局勤務でした。この惨事がなければ、父が京都に移住することも、母と出会うことも無く、私は誕生しなかった?スペイン風邪の奇縁で誕生した私だとも考えられるのです。

電子顕微鏡が無かった百年前、ウィルスは未知の存在でした。ウィルスは細菌より遥かに小さく、光学顕微鏡では見付からないのです。病原体が特定できなかったのですから、ワクチンを準備できなかったのは当然です。関連する分子生物学・免疫学・ウィルス学等が今より遥かに遅れていたこともあり、空前の惨事となりました。

さて、武漢ウィルス・パンデミックはスペイン風邪と状況が異なり、病原体が早々と特定され、ワクチン開発・臨床試験も進捗し、更に日本人分ワクチン確保の目処も立って、百年前の教訓が立派に活きています。だから、ワクチン接種まで無事辿り着くことが次の目標です。そこで、我々が実行可能な努力目標は何かにつき、私が今年勉強して得た具体的な行動指針をご参考までに下記します。皆様の工夫を付け加えることで改良し、それらを着実に実行して、パンデミック終息後のゼミ同窓会に大勢ご参加くださることを心より願っております。

〔新型コロナ感染症と戦うための私の行動指針〕
(1) 基礎体力を保つ。そのために、@適度の栄養A適度の睡眠B散歩その他の運動を欠かさない
(2) 清潔を保つ。そのために、@うがい・手洗いを励行しA毎日の入浴を欠かさない
(3) 人混みを避ける。避けられない場合は短時間に止めてリスクを最小に抑える。この種のリスクの克服で体内にできる抗体が沢山蓄積されるほど、より大きなリスクに対抗できる身体になっていきます
(4) 風邪・花粉症を軽視せず、風邪を放置しない。繰返しクシャミが出る場合は、副鼻腔の鼻汁をスッカリ出し尽くすと、私の場合、花粉症のクシャミなら急速に治まり、治まらぬ場合は風邪だと分かります
(5) マスクを付け、手を消毒する。鬱陶しく面倒でも、自他双方の為にマスクや消毒は役に立ちます
(6) マスク・消毒薬を備蓄する。いつかは使うものですから、備蓄しておいても無駄にはなりません
(7) マスクには@高度マスク(分子マスク等)A不織布マスク(三層構造)Bポリウレタン・マスクC布(ガーゼ等)マスクがあり、@が最善だが値が高い。広く使われているA〜Cの中ではウィルス飛沫阻止の点でAが優れる

京都道田会・会長  高山 幸三