古文書トップへ 霧島山天逆鉾その2へ 天の逆鉾考 ー霧島逆鉾の謎ー |
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宮崎・鹿児島両県の間、霧島連山東端に 高千穂峰というのがある。 この山頂に天の逆鉾 と呼ばれるものがあり子供の頃この逆鉾に関する 天孫降臨伝説を聞いた事はあるが、子供ながらも 歴史の話とは違うと云う事で単なるお伽話として しか認識していなかった。 又この高千穂をデザインしたものが母校の 高校校章だったが未だにこの山には登った事が なく逆鉾も見ていない。 ところが最近偶然この 逆鉾に付いて江戸時代の写本に接する事になり、 俄かに興味を覚えて調べはじめた。 左写真は霧島連山の中、高千穂の峰 |
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又地元高原町の町制60周年記念冊子によれば、 折れた刃先の修復は戦後になされたと記述され ている。刃先は当然レプリカと思うが、本体(柄の 部分)は昔の侭なのだろうか、これも興味ある事で ある。 逆鉾の材質は銅の鋳物と思われるが、 弥生時代に既に同じ様な工法で銅鐸などは出来 ている。 又鉾というのは元々大陸からのもので あり渡来人により古墳時代には既に日本に存在 した筈である。しかしこの逆鉾はそこ迄は遡らず、 仏教と山岳信仰が結び付いた平安後期から鎌倉 時代以後ではないだろうか、しかし疑問は尽き ない。(20090112) |
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左の逆鉾は現在の物 高原町制60年冊子より 全長は冊子には表記が ないが1.3mの剣とある 江戸文書から計算すると 全長は1.8メートル位で 地中が20cm余との事故 地上は1.6メートル位か |
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