街談文々集要
文化文政期(1804−1829年)の巷の話題を書き記したもので作者は石塚豊芥子、別名集古堂豊亭
とも言ったようです。 豊芥子は寛政11年(1799)生れ、文久2年(1862)62歳没との事から考えると、この
随筆が始まる文化元年(1804)といえば作者は5,6歳ですが、かすかな記憶をもとに凡例に載せられた引用書の
記録を見ながら、最晩年になり書いたものと思われます。 古文書教室では内閣文庫所蔵写本全18巻の内、1巻
及び2巻から作成したコピーをテキストとして解読しています。
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解読分ページ | 街談文々集要内容 タイトル |
序、巻一目次 | 序文、凡例 |
第一話から第五話 | 甲子改元記、叶福助起原、太郎社起原、忠義之弟子、孝子御褒美 |
第六話から第十話 | 金談聞変心、狩場の粗忽、上尾駅敵討、狂女装紅粉、斑犬入城内 |
第十一話から第十五話 | 羽丹大地震、娼妓采女墳、還御厳雷雨、怪異二箇話、伊丹泉出掘 |
第十六話から第廿話 | 寿支干四度、両国川情死、太閤記廃板、献龍沙河魚、当山御入峰 |
第廿一話から第廿四話 | 魯船瓊浦着、於松端敵討、贋物百両包、難波十奇談 |
巻二 目次から第五話 | 目次、弘賢認魯書、賊蔵屋根穿、侠者争角觝、鬼瓦看発病、富山捕怪魚 |
第六話から第十話 | 延命綴婬犯、鬼坊主行罪、山下實事論、驕非人三助、奉漆塗古書 |
第十話から第十四話 | 椿樹生手形、古骨之霊験、浅草地中調、雲州慎蟄居 |